ハトムギ茶の美白や美肌・美容効果と効能について

ハトムギ茶の美容美肌効果

美白やイボ取りと、美容効果ではもはや定番となっているハトムギ茶。

塗って良し飲んで良しのハトムギ茶ですが、どんな成分や作用が美容美肌に効果を発揮しているのでしょうか。

この記事では、ハトムギ茶の成分や効果効能、そしてヨクイニンや麦茶との違いについて解説していきます。

ハトムギ茶とは

イネ科ジュズダマ属の穀物であるはと麦の実を乾燥させて砕き、焙煎したものを煎じたお茶です。後述しますが、いわゆる麦茶とは全く別のお茶になります。

ハトムギは古くから栽培されており、インドからインドシナ半島にかけてが原産とされています。日本へは奈良時代や江戸時代に中国経由で伝わったとされており、国内でも栽培されており、生産量トップは富山県です。(2016年時点)

ハトムギ茶の味や香り

香ばしい香りと雑味のないスッキリとした味で大人から子供まで飲みやすいお茶です。麦茶の味に似ていますが、より香ばしくコクがある感じです。

ハトムギ茶の栄養成分

はと麦には白米の2倍以上と穀物の中でも豊富なたんぱく質を含んでいます。このたんぱく質由来のアミノ酸群とビタミン類およびミネラル類が、ハトムギ茶の主要成分です。

ハトムギ茶の美容美肌成分

美白や美肌など美容的な面で注目の成分としては、血流やリンパ液の流れをサポートするロイシン、チロシン、バリンなどの各アミノ酸、利尿作用でデトックス効果のあるカリウム、新陳代謝を活発にするコイクセノライドや有機ゲルマニウム、そしてビタミンBがあります。

ハトムギ茶の美容美肌効果

豊富なたんぱく質をはじめ、バランス良く様々な栄養素が含まれているハトムギ茶ですが、その成分による美容や美肌への効果を見ていきたいと思います。

美白効果

ハトムギ茶に含まれるコイクセノライドの作用により新陳代謝が高まることで、肌にある角質層のターンオーバーが促されます。この作用によりメラニン色素を排出し、シミやくすみを薄くしていく効果があります。また、肌の乾燥や肌荒れが整うことにより、光を綺麗に反射して透明感のある肌に導く効果も期待できます。

美肌効果

はと麦茶の有機ゲルマニウムによる血流やリンパ液の流れの改善作用や、肌のビタミンとも言われるビタミンB群の働きにより、肌荒れやニキビにも効果を発揮します。角質細胞および肌の水分代謝を促進することで、肌のターンオーバーを正常に整えることができます。

イボ取り効果

ハトムギ茶を飲むことでイボが取れるという美容効果も良く知られています。ここからも肌の代謝を高め老廃物の排出による美肌効果の高さが伺えますが、特に注目したいのが前述のハトムギ茶独自の成分と言われるコイクセノライドです。コイクセノライドには腫瘍抑制作用や抗炎症作用があることが研究により分かりつつあり、アトピー対策にも有効なのではないかと期待されています。

ハトムギ茶のカロリー

ハトムギ茶は麦茶同様ノンカロリーです。

ハトムギ茶のカフェイン量

ハトムギ茶にはカフェインは含まれません。ノンカフェインです。

ハトムギ茶とヨクイニンの関係

ハトムギ茶とヨクイニンの原料となる植物は同じです。はと麦の実は、殻→皮→子実となっていますが、殻と皮を取り子実のみとしたものをヨクイニンと言います。はと麦の生薬名がヨクイニンであり、ヨクイニンは医薬品のみで使用可能です。

ハトムギ茶と麦茶の違い

良く混合されがちですが、ハトムギ茶と麦茶は別のものです。ハトムギ茶は鳩麦の種子から作られるお茶ですが、麦茶は大麦の種子から作られるお茶です。

 

お肌の代謝サイクルを整え肌に栄養を行き渡らせてくれるハトムギ茶は、古くから愛される美容茶の代表格です。お肌を様々な角度からサポートして、美容美肌のためのベースアップをしてくれます。

肌のターンオーバーを意識して、少なくとも1ヶ月はハトムギ茶または、はと麦のブレンドされた美容茶を試してみましょう。